ご来店ありがとうございます。
近年、車両の細密化が進行しており、こんなパーツも取り付ける必要があるのか…ということがあります。
例えば、蒸気機関車前面のエアホース。
ピンセットでつかんで差し込むのですが、力が弱すぎると落ちてしまう。逆に強すぎるとどこかに飛んで行ってしまうと力加減が難しいところです。また、飛んで行ったパーツはどこにあるのか探すのが困難でストレスがたまりまくったという経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。
そこで、特殊ピンセットの出番です。
何の変哲もないピンセットに見えますが、実は、先端に溝が彫ってあります。
ここでパーツをしっかりとつかめるのです。
カトーの組み立て工場で、パーツの取り付けに苦労をしていた職人さん。
あるとき、「先端に溝を付ければパーツが飛ばない」と自分の工具を加工しているところが注目されました。
実際に使ってみると効果てきめん。すぐに工場全体に広まりました。
当初は工具を加工していたのですが、せっかくならばと量産化。
そして、工場で使われていたのですが、一般販売を開始しました。
しかし…。製品名の通り、「特殊」なので、なかなか生産が追いつかない状況です。
今回、特殊ピンセットが入荷しました。
このように蒸気機関車のエアホース取り付けも簡単にできます。
カトー製品のみならず、鉄道模型全般でご使用いただけます。
使用例の動画もございます。
ただいま発売中です。
28-740 特殊ピンセット (極小部品組付用)
正直言いまして安くはありません。
しかし、パーツを取り付ける時間が短縮できます。また、パーツを飛ばしにくくなりますので、ストレスは軽減されます。
長く使えば使うほど、「買ってよかった」と思えます。
続いて。
α-modelの「ミニ電動ドリル・清吉ドリル」です。
電車や気動車で、「パーツの取り付け穴を開けてください」という例が多く見られます。
たいていの場合、0.5mm径や0.6mm径です。
しかし。手回しのドリルでは数が多く、手が疲れます。
また、力加減を間違えると、刃が折れてしまってストレスがたまってしまいます。
もちろん、交換用のドリル刃がなかった日には…。暑い中外に出て買いに行く必要があります。
これでは大変です。
「ミニ電動ドリル・清吉ドリル」の出番です。
ペンシル型のドリルで、先端にドリル刃を装着。
電動なので、軽々と穴を開けられます。
数の多い配管穴開けなどにも威力を発揮します。
ドリル刃は別売です。
以上です。