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工具のご案内です。
α-model製のミニ電動ドリル(清吉ドリル)が入荷しました。
完成品のセットアップ。無線アンテナなどパーツ類はユーザー取り付け式となっているのも多く見られます。
その中には、取り付け穴は各自で開けてくださいというものもあります。
また、パンタ周りの配管、前面の手スリなどを金属別パーツ化してディテールアップしたくもなってきます。
もちろん、これらの取り付け穴は各自で開けることとなります。
このほか、床板に穴を開けるとき、小さな穴を連続して開けてデザインナイフでつなぎ、折り抜くという工法もあります。
0.5mm径程度の小穴を開けるのは神経を使います。
ドリルの刃は細く、手回しドリルでは力加減が要求されます。
力任せに開けようとすると折れる、逆に力をかけないと穴が開きません。
数も多いと疲れてしまいます。
というわけで、ミニ電動ドリルの出番です。
ペンシル型の小さな電動ドリル。単三乾電池2本で動きます。
例えば、この動画の28秒付近で使用しています。
無線アンテナの取り付け穴が一瞬で開きます。
手回しドリルでは一瞬では開きません。時間がかかるということは、治具がズレたりする可能性も高くなり、アンテナがうまく取り付けられないということもあるかもしれません。
「高い」と言われるかもしれませんが、時間が短縮できます。ドリル刃を折るリスクも少なくなります。
もちろん、配管止めの穴開けともなると、さらに時間短縮効果が高くなります。
こちらで販売中です。
No.3021 ミニ電動ドリル(清吉ドリル)
あわせて。より効率アップするためのスタンドもございます。
スタンドにドリルをセットすると…。より正確に穴開けができます。特に屋根と垂直に穴を開けるときなどに有用です。
なお、ドリル刃は別売です。必要なものをご用意ください。
根元は1.0mm径と太くして折れにくくしています。
このほか。
関水金属の組立工場でプロが使っている「特殊ピンセット」です。
一見すると、「KATO」ロゴが入ったピンセットですが…。
先端に溝が彫られています。
この溝がパーツをしっかりつかみます。
あとは、所定位置にパーツを取り付けるだけです。
できあがりです。
もちろん、パーツ取り付けが大変なものの代表格であるトミックス製の蒸気機関車でも活用できます。
連結器脇のエアホース。これは取り付けが至難の業です。
思い切って胴受回りをまるごと外して、こんな感じで取り付けるとパーツ同士をしっかりと保持できます。
こちらも発売中です。一見すると「高い」ですが、パーツを飛ばしてしまって探す時間。どうしても見つからなくてパーツを購入するにも品切れということもあります。そして、お店に行く時間、また通信販売で購入しても到着するまでの時間もかかります。さらに何よりも、あのイライラ感。メーカーに悪態をつきたくなる気持ちはよくわかります。
もちろん、ピンセットは使い捨てではありません。長く使えます。
そうやって考えると、安い買い物ではないかと思います。
以上です。