111系(113系)直流近郊形電車のグリーン車(1等車)・サロ111・110形の車体キットです。
【商品特徴】
- 111系の1等車であるサロ110・111を模型化:登場時の非冷房仕様で、サロ110と111で異なる屋上機器配置、ずらりと並んだユニットサッシの狭窓などオリジナルの形状を余すことなく模型化。
- 複数社の製品流用に対応:対応する下回りはカトー製、トミックス製の113系、115系いずれも可能。
- 車体は一体成形:正面・側面・妻板をプラスティック一体成形。面倒な組立・調整・接着が一切不要。
- 室内を付属:サロ専用室内(座席・床板)を付属。イスは本体・ヘッドレスト部を別パーツ化したので、イス、枕カバーの塗り分けが簡単になり、好みの向きに組立が可能となりました。
- 推奨パーツ(1):屋上機器はトミックス製ベンチレーター「押込形(平タイプ)」(PB-101)を推奨。
- 推奨パーツ(2):ジャンパ栓納めはα-model製「KE58ジャンパ栓納め」(No.231)を推奨。
- 推奨パーツ(3):流用する下回りはサハ111かサハ115を推奨。サロ110は台車を「TR58(またはDT31N)」に変更します。
- 室内灯は流用する下回りのメーカー製品に対応するものが使えます。
【商品内容】
スケール:1/150 9mm(Nゲージ)
商品形態:組立キット
車体:一体成形
材質:プラスティック
塗装:未塗装
動力ユニット:不要
下回り:カトー または トミックス製 サハ111または115に対応
パンタグラフ:不要
※必要な別売部品
- ベンチレーター:押込形(平タイプ)<PB-101/トミックス製>(×11ヶ)
- ジャンパ栓納め/KE58ジャンパ栓納め<No.231/α-model製>(1〜2セット)
- 下回り:113・115系(カトー製・トミックス製)
- 台車:TR58形 または DT31N形 (1両分)
【実車解説】
1962年に登場した111系は先に登場した常磐線・鹿児島本線用の401系・421系とは異なり、線区の性格上、1等車が必要になりました。
サロ111形は最初に登場した111系オリジナルの1等車で、153系のサロ153をベースに設計されました。ユニット窓の狭窓がずらりと並ぶサイドビューでした。また、座席は回転シートでリクライニング機能はありません。専務車掌室はなく、座席定員は64名です。台車はコイルバネのTR62を履いています。
また、サロ110形は元は153系の1等車サロ153形でした。台車は空気バネのTR58を履いています。専務車掌室を備え、定員は60名です。しかし、リクライニングシートのサロ152形の登場により、1964年から近郊形のサロ110形へ全車改造されました。
いずれも非冷房車でしたが、晩年は冷房改造されています。また、一部は横須賀線・総武快速線で使用するために不燃化改造を受け、1000番台になったものも存在します。
東海道本線(東京口)の他、横須賀・総武快速線、東海道・山陽本線(京阪神)で活躍しました。
メーカーホームページ
http://mskanagata.com/a-model/no2104.pdf